■フランスは自国民に観光目的のシリア訪問を許可したのか?…バアス党系ウェブサイトがニュースを掲載…ソースはどこに?
【スナック・シリアン・ドットコム】
『バアス』紙が5月2日付で報じたところによると、この使節団はフランスの知識人ら、学者らのほか、世界国民主権支援機関に所属する研究者らで構成されていた。彼らのなかには作家のフィリップ・クータ氏、退役将校のピエール・ルシアン・ブラス氏、ジャーナリストのアラン・ティズューリ氏などが含まれたという。
フランスの使節団がシリアを訪問したのは今回が初めてではない。事実2021年12月7日に地元の『バアス』紙が報じたところによると、思想家ら、研究者ら、ジャーナリストらからなるフランス使節団がダマスカスを訪問した。彼らはその際アサド国立図書館で、各地元メディアと、「フランスの目から見たシリア戦争」という銘打たれた公開対話を行った。
さらにもっともよく知られたものとしては、フランス国会の議員4名が2015年2月にダマスカスを訪問し、シリアのバッシャール・アサド大統領に加え多くの当局者らと会談した事例が挙げられよう。
フランス外務省は当時、当該の訪問は議員らの個人的な立場で行われたものであり、2012年5月以来シリア政府との関係を断絶している自国政府の立場を代表するものではないとくぎを刺した。しかしそれでも、自国民のシリア訪問の禁止に関しては一切言及することはなかったのである。
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