■アレッポ旧市街の鍛冶屋市場の復旧工事が完了に近づく
【シリア国営通信:アレッポ】
アレッポ旧市街の鍛冶工市場の修復・修繕工事が完了に近づいている。同市場ではすでに、石造りのファサードが完成し、木造のドアと伝統的な軒天が取り付けられ、ナッツ類、菓子、銅製の食器を販売するために用いられていた38の石造り店舗を含む市場の床に石タイルを敷き詰めるための準備が完了した。
アレッポ市議会傘下の旧市街会長でありエンジニアのアフマド・シハービー氏は、本紙特派員らへの声明のなかで、「ウマイヤ・モスクに隣接する鍛冶工市場は、アレッポ旧市街の伝統的な各市場への重要な導入口の一つである」と語った。また「地元コミュニティの参加を得て、テロの被害を受けた複数の店舗の修復が完了した」と述べた。
シハービー氏は、「市場内の各小売店の店主らが、修復の許可を得て修繕工事を開始した。そして第一市場内部の修復に向けた2つのプロジェクトが実施された」と説明した。さらに「考古学博物館総局、アレッポ県、アレッポ市議会、シリア開発信託、スペインの「レスカテ」協会の間で締結された協定に基づいて、木製のドアおよび軒天、代替エネルギーを利用した照明が設置され、7つの商店のための石造アーチの修復・修繕が完了した」と述べた。
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