■ビンとたばこの背後にある差別
【本紙:サイード・ハティービー】
中毒児童産業
アルジェリアでは禁煙キャンペーンについて耳にする。しかし実際はその効果はなく、喫煙者数は増加している。さらに悪いことに、未成年者の喫煙者たちは自らが欲するものをもっとも安い価格で手に入れることができるのである。つまりアルジェリアは、あらゆるブランドや銘柄のたばこを最小ロットで、一本一本ばら買いすることができる数少ない国のひとつである。
この商業的慣行により消費者の数が倍増し、人々が一本の煙草を購入することができるおかげで、お金は障害にはなっていない。またこれは児童や未成年による消費を促進するものでもある。つまり我々がこの禁煙キャンペーンから見えるものは、締め切った場所での喫煙が依然として許可されているのも当然のこと、民間伝承以上のものではないということである。
病院でもたばこの吸い殻を見かけることもあるだろう。医師や看護師がたばこを口にくわえているのを見ても慈悲の心が乱されることがないようにしなければならない。
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