■ガザ地区の医療事情:小児腎不全患者38人が透析治療を拒否される
【ガザ:アナドル通信社】
カイラ保健相は先月10月24日の記者会見で、「誠に遺憾ながら、我々パレスチナ保健省はガザ地区の医療体制の崩壊を発表する。今後、ガザ地区の様々な医療施設で治療を受けているすべての患者や負傷者が命の危機に瀕することになる」と述べた。
「医療体制の崩壊で、これから子供、女性、高齢者を含むすべての傷病者は治療の機会を失い、がん患者は化学療法(抗がん剤療法)を受けられず、腎不全患者は透析治療が難しくなる。何百人もの未熟児が危険にさらされ、何千人もの負傷者が(適切な処置を施されず)傷口は開いたままになる」と付け加えた。
ガザ保健省によると、イスラエル軍はガザ地区への空爆を34日間続けている。この空爆で多くの家屋や集合住宅が倒壊し、子供4412人、女性2918人を含む10812人のパレスチナ人が死亡した。
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