■餓死していくガザの人々…家族は半食分で48時間を生きる
【ガザ:本紙】
さらに「我々は、ガザ地区の包囲や援助到着の妨害の責任は占領軍にあると考える」と付け加え、占領軍による市民への攻撃停止と、戦争の終結を求めた。同様に包囲の解除に向けて占領軍に圧力をかけるよう求めた。
一方、チャンネル「ジャズィーラ」は、食糧不足が原因でガザ北部の複数人が餓死したと伝えた。同チャンネルは、イスラエル占領軍が援助の導入を妨害し続けていると説明し、一部の家族が日々の食事を確保することができていないと強調した。
泣き止ませるためのデーツ
パレスチナ人のワルダ・アフマド・マタルさん(36歳)は、栄養失調で授乳ができない状況で、お腹を空かせた自身の子どもが泣き叫ぶのを前に悲しみ、混乱して立ち尽くしている。
ガザ地区最南端にあるラファフ(ラファ)市の薬局では乳児用粉ミルクの供給が不足しているため、イスラエルの爆撃と包囲のもとで避難民らが苦しんでいる悲劇的な状況下で、ジャバーリヤー難民キャンプ(北部)から避難してきたこの母親は、子どもが泣き止むように乳児の口にナツメヤシの実を入れることを余儀なくされている。
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