レバノン:イスラエル軍が東部で燃料輸送トラックを攻撃(1)

2024年04月25日付 al-Quds al-Arabi 紙

■レバノン東部のバアルバック(バールベック)で燃料トラックを狙ったイスラエルの空襲により1人負傷

【ベイルート:本紙】

木曜日(25日)、レバノン東部のバアルバック地区のドゥーリス村の平野で、イスラエルが燃料輸送用のトラックを空襲した結果、1人が負傷した。

レバノン国営通信は、「無人機による敵国の(イスラエルの)空襲が、レバノン東部のバアルバック地区のドゥーリス村の平野で、燃料輸送用のトラック1台を標的とした」と伝えた。

さらに同通信は、空襲が原因で「運転手が負傷しトラックとタンクが損傷」した一方、「ミサイルは道路沿いの土塁に落ちた」と付言した。

今回の空襲は、7か月前に衝突がぼっ発して以降イスラエルがレバノン奥地を攻撃した数少ない事例の1つに数えられる。またこれにより衝突の領域拡大や、これが両者間でのより広範な戦争のレベルまで移行することへの懸念があらためて浮上することとなった。

同通信は水曜日以前にも、イスラエルの航空機が「水曜日から木曜日にかけての深夜0時過ぎに、(南部)国境付近のマールーン・ラース村に対して3度連続で空襲を実行し、不動産やインフラ、特に送電網と水道管に甚大な被害をもたらしたうえに、負傷者はでなかったものの複数の家屋にも被害を負わせた。

同様に同通信によると、「イスラエル占領軍が深夜0時過ぎに西域のラッブーナ山とアラーム山に対して焼夷弾を発射した。その結果火災が発生し、樹齢の長い木々の一部が燃え続けたが、現場では民間防衛チームが2時間続いた火災の消火作業に当たった」という。

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翻訳者:大森耀太
記事ID:57761