レバノン:ジャアジャア氏がマアラーブ会議に際してレバノン軍の南部展開を訴える(3)

2024年04月27日付 Al-Nahar 紙

■マアラーブで開かれた野党会議でのジャアジャア氏の発言:ヒズブッラーはレバノンを防衛することができず、軍を派遣することが唯一の解決手段である

【ベイルート:本紙】

そしてジャアジャア氏は事態がピークに達しつつあると警告し、次のように述べた。「我々は個人、グループ、議員、オピニオンリーダー、ジャーナリストの集合体として、なにもしないまま事を終わらせることはできない。我々は、今日我々、そしてレバノン南部を襲っている危険にスポットライトを当てる。どんな分析やデータによってでも、南部の状況は望まない方向へ悪化し、戦争がほぼ全面戦争にまで拡大する可能性があることが示唆される。しかし、レバノン南部に関する状況を一変させるかもしれない一つの希望もある。事態は収まっておらず、暫定政府はたとえ暫定政府であっても責任を負わなければならず、また議会もいずれかの場所で自らの責任を負うべきである。なぜなら、突然襲ってくるかもしれない危険が我々の面前に存在しているからである」。

さらに同氏は、ヒズブッラーが今いる場所にとどまり続けると、国境地帯やレバノン南部により大きな危険がもたらされるかもしれないと強調した。そして同氏は、我々が現時点で、レバノン軍を国境全域に配備するという解決策を握っていると話した。同氏によるとヒズブッラーにはレバノンを防衛する能力がないため、「最初の段階として、ヒズブッラーを(国境地帯から)内部に撤退させ、その後ヒズブッラーが展開していたすべての地点にレバノン軍のみを配備する」ことが解決策だと述べた。

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翻訳者:酒井梢太
記事ID:57778