レバノン:南部でヒズブッラー司令官が殺害されるも、イスラエル北部で増す脅威(3)

2024年05月14日付 al-Mudun 紙

■イスラエル兵士1人が死亡し5人が負傷..スールでヒズブッラーの司令官が殺害される

【本紙】

衝突ラインフォーラムの会長であり「マテフ・アシェル」地方議会議長のモーシュ・ダビドビッチ氏は、イスラエル政府に「崩壊した北部のための即時予算」を要求した。また同氏は、「7か月にわたって北部の住民らは住居を離れており、いつ自宅に戻るのかも知らない。我々は政府に対し、行動計画を提示し、北部住民らに対しいつ自宅に帰還できるかに関する説明を求める」と述べた。さらに同氏は、「7か月にわたって安全保障上の感覚が害され、ヒズブッラーはすべての場所で戦いを起こし、攻撃を行っている。我々は政府に対し、ヒズブッラーと戦う方法に関する明白な計画を求める。政治的合意と非武装地帯が生じるのだろうか、それとも北部で大規模な戦争が起こるのか」と続けた。

さらに、「マブウート・ヘルモン」地方議会のベニー・ベン・ムバハル議長はイスラエル政府に対して、「今、目を覚ましてくれ。イスラエルは北部を喪失しつつある」と述べた。また同議長は、崩壊がレバノンとの国境から9km以内の入植地に留まっておらず、いかなる観光客も訪れないツファットを含むゴラン地方と北部の全体で起こっているとの見解を示した。そして同議長は皮肉りながら、「キリヤート・シェモーナの大学に関する話があるが、そこで学ぶ人は出てこないだろう。彼らは北部に電車を導入したがっているが、それに乗る人はいないだろう」と述べた。

(2)に戻る

最初に戻る


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:大森耀太
記事ID:57910