■シリア民主軍は部族勢力の能力増大と統制からの離脱を懸念している
【アレッポ:ハーリド・ズィンクルー】
同県では部族民らが地域内の油田やガス田からの収入を享受できていないばかりか、これが民兵組織によって略奪され外部へと密輸されているため、盗難された石油が貯蔵しているタンクが置かれたこれらの油田が、部族勢力の恒常的な攻撃目標と化しているのだという。
ユーフラテス川以東の複数の部族筋によると昨日現地では、アラブ部族軍がダイル・ザウル市東方の田園地帯にあるハワーイジュ・ズィーバーン町にあるSDFの複数の検問所および軍事施設に対してRPGと迫撃砲による大規模な攻撃を敢行した。これにより機関銃を用いた衝突が発生し、少なくともSDF側の戦闘員4人が死亡、10人以上が負傷したという。
同複数筋が本紙に伝えたところによれば、アラブ部族軍の攻撃は政府管理下のユーフラテス川西岸の対岸にあたる、東岸のガラーニージュ町やシャヒール町に近いSDFの複数拠点にまで到達したが、戦果は不明だという。
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