■イスラエルはフィラデルフィア回廊の3分の2を占領、100万人近くのパレスチナ人を避難させる
【ガザ:本紙】
イスラエル占領軍はガザ地区南部ラファフ市への地上侵攻を拡大し、フィラデルフィア回廊の3分の2を掌握したと宣言した。さらに同軍は、同市への爆撃を続け犠牲者を生むなかで、避難民の数が2週間以内に民間人95万人に達したことを確認した。
また、市域の完全占領に備えた侵攻がいつ起こってもおかしくない同市の中心部に位置する地域を標的とした空爆により、8人のパレスチナ人が犠牲となった。
ラファフ市東部の各地域も非常に激しい空爆と砲撃を受け、救急隊員らはそれらの地域に到達することができなかった。また他の空爆はエジプト国境に隣接し市の中心部に非常に近いブラジル地区に集中した。
複数の地元筋は、戦車の通るルートを狙った破壊作戦が行われるなかで、占領軍の戦車がエジプト国境に隣接するブラジル地区に向けて前進を続けていることを確認している。イスラエル軍のラジオ放送によると、同軍はラファフの深部まで進軍し、ブラジル地区に到達し、さらにパレスチナ領土とエジプトのシナイ半島の間の緩衝地帯と考えられているフィラデルフィア回廊の3分の2を占領した。
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