■イスラエルはフィラデルフィア回廊の3分の2を占領、100万人近くのパレスチナ人を避難させる
【ガザ:本紙】
同軍によると、5月6日にガザ地区で作戦を開始して以来、「わずか2週間で同地区南部のラファフから95万人以上のパレスチナ民間人を避難させることに成功した」という。
同軍は声明で、「現在ラファフ市の30~40%がイスラエルの支配下にあり、60~70%では(民間人らの)市内からの完全な掃討がなされた。残りの民間人は30万人から40万人と推定され、海岸沿いのタッル・スルターン地区近くに集まっている」と述べた。
この発表は占領国のヨアヴ・ガラント国防大臣が米国のジェイコブ・サリバン国家安全保障問題担当補佐官に、イスラエルがラファフでの地上攻撃を拡大するつもりであると伝えたのと時を同じくした。
一方「イスラーム聖戦運動」の軍事部門である「クドゥス旅団」は、ガザ地区南部に位置するラファフ市の東部で、イスラエル歩兵部隊のもとで爆破装置を爆発させ、さらに彼らに複数の爆弾を発射したことにより、イスラエル側の隊員らを死傷させたと発表した。
一方イスラーム抵抗運動「ハマース」の軍事部門である「カッサーム旅団」は、ラファフ地上通行所内にいた占領軍の隊員らを迫撃砲弾で攻撃したと発表した。
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