ガザ:停戦交渉が行われるも仲裁国エジプトとイスラエルの関係が悪化(1)

2024年05月23日付 Al-Nahar 紙

■イスラエルが停戦交渉の再開を望むも、エジプトは仲裁努力からの撤退を示唆

【本紙】

エジプトの首都カイロで行われている「ハマース」・イスラエル間の停戦交渉は、いまだ実効的な成果に至っていない。一方複数の報道記事は、ハマースに提示された提案のうち1つの形式を修正したとしてエジプトを非難したが、同国は自国の果たしている役割が原因で同様の攻撃が続いた場合は、仲裁から身を引くとの脅迫で反応した。このような雰囲気と時を同じくしてエジプト・イスラエル関係が緊迫しており、1つ目の脅威はエジプト大使のテルアビブからの撤退である。

交渉の文脈では、イスラエル戦争政府は、ガザ地区で拘留されている人質らの解放を目的とした交渉の再開に青信号を出した。

しかしエジプトの策略として、同国の大統領府直属である国家情報局のディヤー・ラシュワーン長官は、「エジプトの立場を疑問視し続け、エジプトに対するネガティブキャンペーンを行い、エジプトがパレスチナ・イスラエル間の停戦合意草案の一部を変更したと主張することは最終的に、米国やイスラエルが(エジプトの請負を)請願した仲裁役から、エジプトを撤退させることに繋がりかねない」と主張した。

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翻訳者:大森耀太
記事ID:57962