■イスラエル国営メディアは、イスラエルに「現実的かつ政治的な考慮を理由に自国軍をラファフ検問所から撤退させる準備がある」と主張
【占領下エルサレム:アナトリア通信】
イスラエルの国営メディアによると、同国の治安関係者らは土曜日(25日)、同国には軍をエジプトとの国境沿いにあるラファフ検問所から撤退させる準備があると主張した。
これはイスラエル国営放送局が匿名の関係者らの話として報じたことから明らかになった。一方同局の報道は、国際司法裁判所(ICJ)がイスラエルに対し、ガザ地区への支援の搬入を容易にするために19日間にわたって閉鎖されているラファフ検問所の「解放を維持」するよう要求した翌日になされたものである。
今月7月にイスラエルがラファ検問所のパレスチナ側を制圧したことを受けて、エジプト政府は検問所の問題に関してイスラエル政府との調整を拒否し、また同国がガザ地区での「人道的惨事」を引き起こしていると非難することで反応した。
イスラエルの治安関係者らは、自国政府が「エジプトが望めば検問所の解放に反対することはなく、それどころか現実的かつ政治的な考慮を理由に自軍を撤退させる準備をすることだろう」と述べたが、この問題についてこれ以上の説明を行うことはなかった。
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