■占領軍はガザ地区中部ヌサイラートでの「複雑な作戦」で生存中の人質4人を解放したと発表
【エルサレム:本紙】
一方でハマースの高官は、占領軍による9か月越しの人質解放は失敗の証拠であり、実績ではないと述べた。
またレバノンにいるハマースのアフマド・アブドゥルハーディー代表は土曜日、「占領軍はヌサイラート区での虐殺において、航空系や砲撃系などすべての犯罪的能力を行使した」と語った。
同代表はレバノンのチャンネル「マヤーディーン」がウェブサイトに掲載した声明で、「占領軍が交渉でカードを提示する前に我々の指導部に圧力をかけることができると考えているのであれば、それは幻想である」と付言したうえで、「ネタニヤフと彼の過激な取り巻きらは個人的な理由から侵攻に固執している」と述べた。
また同代表は、「ハマースは自身の要求を断念できないし、占領軍が衝突を通じて不可能であったことは、政治においても得られない」と指摘した。
この文脈でイスラエル警察は、警察管轄の特殊部隊「ヤマム」の将校1人が土曜日の人質救出作戦の最中に受けた怪我が原因で死亡したと発表した。
また同警察はX上のアカウントで伝えた声明で、「深い悲しみとともに、ヤマム部隊の司令官兼戦闘員だった故アルヌーン・ザームーラ氏の訃報を発表する」と述べた。
そして同警察は、ザームーラ氏は土曜日の朝ガザ地区での人質救出作戦で重傷を負い病院へ運ばれたが、そこで死亡したと付言した。
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