■シリア東部の「自治体選挙」が無期限延期…クルド民族主義自治行政区:「米国政府は選挙を実施した場合の結果について我々に強く警告した」
【諸通信社】
この党首はまた、ボルズ氏が自治行政区とシリア民主軍の高官らに対して、トルコの脅威の深刻さについて警告したことを明らかにした。また同氏は、米国政府が「近い将来行われるであろう石油プラントや発電所などの戦略拠点に向けた大規模な爆撃や、限定的な地上作戦といったトルコによる新たなエスカレーションを止めることができないだろう」としたうえで、米国国務省も「不安定な治安情勢や、自治行政区が地域の構成要素や政党を代表している訳ではないことを鑑みて、選挙を実施するにあたって適切な雰囲気が醸成されていないと表明した」ことを強調したという。
自治行政区は先週木曜、「宣伝期間として割り当てられた時間の短さ」と「選挙プロセスを監視する国際機関への対応に十分な時間を確保するため」という理由で提出された、4つの政党と複数の政治連合による要請を口実として、自治体選挙を6月11日から8月8日に延期することを発表した。
メディアが混乱し、のちに選挙延期の要請を否定した諸政党の名称が拡散したのち、延期の決定のなかでは、(選挙延期の)要請を行ったのはいわゆる「シリア民主評議会」(SDC)、「自由のための人民と女性の同盟」、「より良いサービスのため共にリスト」、「シリア・クルド民主統一党」であったことが明らかにされた。
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