■ナスルッラー書記長の「抑止」言説…米国・イラン間の会議は戦争を「延期させる」?
【本紙:ムニール・ラビーウ】
ヒズブッラーは挑戦の上限を取り払った。「アクサーの大洪水」作戦後、ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長が戦場面で、あるいは軍事的にこれほどの明確性をもって現れたのはこれが初めてである。ナスルッラー書記長は支援戦線の継続を強調した一方で、戦争を拡大するためのイスラエルのいかなる試みにも立ち向かう明白な軍事計画を発足した。
<<イスラエルへの抑止とキプロスへの脅迫>>
特にイスラエルによる脅迫と警告の増加など、数々の情勢展開が、このような立場とともに現れるようナスルッラー氏を後押ししたことは確かである。同氏は攻撃目標のリストを発表し、イスラエルに甚大な損害を与える能力があるとの主張を行うといった自らのやり方で反撃することを選んだ。緊張状態やエスカレーションの雰囲気が存在するなかで、同氏は満足し、確信性をもった言葉で話しているように見えた。おそらく同氏は、自身が提供することすべてが、イスラエル人らに自らの算段を再考するよう促し、同様に米国人らとヨーロッパ人らに対しては、イスラエル政府に無謀をやめさせるための圧力をかけるよう促すことを理解しているのだ。
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