■ドイツ紙:イスラエル軍は深刻な兵員不足に直面している
【ベルリン:本紙】
ドイツ紙『ハンデルスブラット』は「現行の危機のなかで、イスラエル軍は25,000~50,000人規模と推定される深刻な兵員不足に苦しんでいる」と伝えた。
同紙の報告はヨハーナン・ベン・ヤコブ元軍報道官がインタビューで語った内容にもとづき、「専門家らは、ガザ地区とレバノンの両戦線で同時に武力紛争が勃発するとは予期しておらず、軍の要員需要を誤って推定した」と指摘し、「10月7日以降、少なくとも男女兵士665人が死亡し、重傷者を含む1500人が負傷した」と伝えた。
現在、ガザ地区での戦争終結の不透明性やレバノン南部での戦闘激化の可能性を考慮して、予備役兵士の任期の延長が決定され、彼らには以前の期間と比べて60日増えた90日間の兵役が課される予定である。また軍事専門家らは、戦争終結後にもしイスラエルがガザ地区に軍政を課すならば、(予備役の)兵士らは180日間にわたって軍人であることを余儀なくされる可能性があると考えている。さらにこれにともなって、正規兵の兵役期間も2年半から3年に延長されることになる。
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