イスラエル:兵員不足が問題視されるなか、最高裁判決は超正統派からの徴兵を可能に(2)

2024年06月27日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ドイツ紙:イスラエル軍は深刻な兵員不足に直面している

【ベルリン:本紙】

さらに政府は、予備役の定年年齢の引き上げを規定する新たな法律を準備している。この法案では、予備役の免除年齢を兵士の場合は40歳から41歳に引き上げ、将校の場合は45歳から46歳に引き上げることが提案されている。

<<ユダヤ教超正統派の兵役>>

ハンデルスブラット紙の報告は、ユダヤ教超正統派を軍隊へ参加させる新たな決定について指摘している。そして今週、最高裁は全会一致で、ユダヤ教宗教学校にいる超正統派の学生らを兵役に招集することができるとの判決を下し、同ドイツ紙による結論の妥当性を裏付けることとなった。

これに対してイスラエルのコメンテーターの1人は、「イスラエルの軍人らは、6日間戦争(第三次中東戦争)やヨム・キブール戦争(第四次中東戦争)のような大規模な地域戦争の時代は終わったと考えている」と述べた。

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翻訳者:大森耀太
記事ID:58224