■「敗北」から5年後も「ダーイシュ」は4000人のシリア人を殺害
【本紙】
「シリア人権監視団(SOHR)」によると、ダーイシュ(イスラーム国)は2019年にシリアで最後の要地を失って以降、4000人以上のシリア人を殺害した。犠牲者の大半を政府軍とその同盟部隊の構成員が占め、627人が民間人であった。
ダーイシュは2014年にイラクおよびシリアで広大な地域を支配したのち、相次いで敗北を喫していた。クルド人主導で米国が支援する「シリア民主軍(SDF)」は2019年3月に、数カ月戦闘が続いたのち、最後の支配地からダーイシュを掃討したと発表した。
しかしシリアの砂漠地帯へ撤退したダーイシュ構成員らは、主にシリア政府軍やその同盟者ら、そしてSDFを狙った攻撃を続けている。
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翻訳者:大森耀太
記事ID:58239