◼︎エジプト:天候と占領軍のかたくなな態度により大量のガザ支援物資に被害
【カイロ:本紙】
同キャンペーンの調整担当メンバーであるアブドゥルアズィーズ・フサイニー氏によると、キャンペーンは、ガザの住民のための食糧輸送団を組織するための現物寄付の受領を開始したという。
5月下旬、エジプトのアブドゥルファッターフ・シーシー大統領とアメリカのジョー・バイデン大統領は、パレスチナ側からラファフ通行所を再開するメカニズムが形成されるまで、人道支援物資と燃料を、一時的にケレム・シャローム検問所を通じて送ることで合意した。
イスラエル占領軍が5月7日にエジプト国境付近に侵攻し、ラファフ通行所のパレスチナ側を掌握して以来、ラファフ陸上通行所は53日連続で閉鎖されたままである。 エジプトは通行所をめぐってイスラエルと調整を行うことを拒否すると表明し、占領軍が同通行所から撤退するまで援助物資の搬入を中断している。
6月2日にエジプト政府が主催したエジプト、米国、イスラエルの安全保障担当代表団が参加した三国会談では、ラファフ検問所の再開についての合意に至らなかった。またその際エジプトはその再開のためにはイスラエルがパレスチナ側から撤退しなければならないと主張した。
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