■レバノン南部に対するイスラエルによる2回の空襲で子供3人を含む5人が死亡
【ベイルート:アナトリア通信】
レバノン国営通信(NNA)は、イスラエルが火曜日(16日)に実行したレバノン南部への2回にわたる空襲で、シリア人の子供3人を含む計5人が死亡したと報じた。一方ヒズブッラーはこれらのうち1回に報復するためにイスラエルに対して複数のロケット弾を発射したと発表した。
同通信は、「スール地区内のウンム・トゥーム村にある農地を狙ったイスラエルの空襲が原因でシリア人の子供3人が死亡した」と伝えたうえで、「無人機による敵の空襲は本日午後、カフル・ティブニート-ハルダリー街道上でオートバイを標的にし、シリア人2人が死亡した」と付言した。
これに関連して同通信は、イスラエルの無人機1機がヤーリーン村(南部)の貯水槽付近に位置する区域を空爆し、さらに白リン弾を用いてカフルキラー村を砲撃したと伝えた。
一方ヒズブッラーは火曜日夕方、レバノンからイスラエル北部のキリヤット・シュモナ入植地および同地周辺部に向けて20発以上のロケット弾を発射した。そして同組織は声明で、キリヤット・シュモナ入植地を数十発のカチューシャロケットで爆撃したと発表した。
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