■マイクロソフト:イランのハッカーらが米国の選挙キャンペーンを標的にしている
【テヘラン:DPI通信】
マイクロソフト社は今日金曜日、イラン政府と関連のあるハッカーグループが、米国大統領選挙に先立って諜報関連情報を収集するため、大統領選挙キャンペーンのスタッフらの電子メールアカウントに侵入を試みたと発表した。
『ブルームバーグ』が報じたところによると、この攻撃者たちはイランの「革命防衛隊」に関連しており、今年6月、元政治顧問のハッキングされた電子メールアドレスを使用して、選挙キャンペーンにかかわる別の上級責任者を騙そうとしたことが、マイクロソフト社の「スレットアナリシスセンター」の調査結果によって明らかになったという。
マイクロソフトが「ミント・サンドストーム」と名付けたこのグループは、大統領選挙の元候補者のアカウントへのログインも試みたものの、これにも成功しなかった。
同社の報告書では標的となった人々の名前は明かされていない。さらにこの報告書によると別のイランのグループも、人工知能(AI)技術を使用して、インターネット上にドナルド・トランプ前大統領を中傷するコンテンツを拡散したり、性別適合手術など論争の的になる問題について扇動的な投稿を作成したりしているという。
(2)に進む