■ハマースは「交渉の実態はバラ色のものではない」…ブリンケン米国務長官「バイデン大統領はガザ戦争を終結させ、人々の苦しみを軽減し、人質を解放し、そして中東地域におけるさらなるエスカレーションを防止する必要性を強く感じている」
【ダマスカス:本紙】
パレスチナのハマース運動はトルコに対し、「ガザ地区の停戦交渉に関して米国が描いているバラ色の見通しは現状に反したものだ」と伝えた。『アナトリア』通信によると、ハマースは交渉の実態がバラ色のものではなく、イスラエルが先週の交渉で仲介者から出された複数の提案に応じなかったと明らかにした。
同通信はトルコ外務省の情報筋を引用しつつ、ハマースの高官らが今週末にトルコと接触し、イスラエルとの交渉プロセスに関する情報を提供した。またその際ハマースは、「イスラエルの条件は、国連安保理が6月10日に支持したシナリオを満たしていないばかりか、ハマースが7月2日に合意した条件も満たしていない」と述べた。
イスラエルは、ハマースが「フィラデルフィア」軸上におけるイスラエル軍の駐留を認めることを条件としており、現在ガザ地区を南北に分断する「ネツァリム」回廊の検問所を通過する市民らに対して規制措置を課している。
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