■ヒズブッラーが「報復」を開始:イスラエルは激しい空襲で対抗
【レバノン:本紙】
ヒズブッラーは、大量の無人機と集中的なロケット弾の一斉射撃によって、自身の司令官であるフアード・シュクル氏の暗殺やレバノン南部のダーヒヤ地区への攻撃に対する報復を開始した。この数時間前には、ヒズブッラーが報復実行のために軍事的な準備をしているのが観測されたという情報がイスラエルで漏洩していた。
その際には、イスラエル人らが南部の様々な拠点やミサイル発射台に対して集中的な爆撃を行うことでヒズブッラーの攻撃の妨害を試みるなど、一種の競争の様相が呈された。またイスラエルのヨアヴ・ガラント国防相は、ヒズブッラーがシュクル氏の暗殺に対する報復を目的とした攻撃の開始を発表したことを受け、イスラエル国内における48時間の緊急事態を宣言した。
イスラエル国防省の声明では、「緊急事態宣言によって、イスラエル軍は住民に対する特別なガイドラインを設置することができるようになり、集会の制限やこれに関連する施設の閉鎖が可能となる」と伝えられた。
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