モロッコ:セウタへの集団移民の試みに関して人権協会が声明を発表(2)

2024年09月18日付 al-Quds al-Arabi 紙

■占領下セウタへの集団移民の試みに対する反応続く、人権協会が介入

【ラバト:本紙】

「教育制度の失敗」

本紙が確認した声明のなかで、モロッコ人権協会は以下のように付け加えた。「こうした試みにおいて待ち受けている試練に対処するには幼すぎる者を含む、保護者をもたない何百人もの未成年者の存在は、『教育制度の失敗、不登校という現象の横行、すべての人が質の高い公立学校に入る平等な機会を得ていないことを示す顕著な事象である』。」

さらに同協会は声明のなかで、「移住に挑戦した者の大部分がモロッコ北部、特にメディック市、フニデク市、テトゥアン地域(近隣の農村部を含む)の出身であることにならび、彼らのうちにモロッコのさまざまな都市から来た、もしくはアフリカ諸国籍の若者や未成年者らがいるという事実は、『国境通行所の封鎖後、この地域での仕事に代わる真の選択肢がないこと、また人間開発のための国家イニシアチブのすべてのプログラムが若者のニーズに応えられていないこと』を裏付けている」と強い口調で述べた。

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翻訳者:新藤花絵
記事ID:58696