■仏語週刊誌が、深刻な危機への対応におけるアハヌーシュ政権の「重大な不在」を批判
【ラバト:本紙】
モロッコのフランス語週刊誌「テル・ケル」はその最新号で、「アズィーズ・アハヌーシュ: 不在者」というタイトルで、失業率上昇、生活費高騰から不法移民、洪水にいたるまで、モロッコで増大する社会的・経済的課題に首相がどう対処しているかについての分析ファイルを掲載した。
同誌は、これらの危機はモロッコ人の日常生活に深刻な影響を与えていると伝えた。しかし、アハヌーシュ首相は具体的な解決策を提示することなく、沈黙と不在をもってこれらの状況に向き合っているようだ。高まる要求にもかかわらず、政府の効果的な行動は依然として見られない。
また同誌は、モロッコの危機が深刻化している「顕著な例」として、9月15日に占領下セウタ市近郊で起こったことを挙げた。数百人のモロッコ人、アラブ人、アフリカ人が同地への越境を試みたため、隣接するフニデク市には不法移民の大波が押し寄せた。
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