レバノン:化学者組合評議会は国民に対し被攻撃地域に接近しないよう警告

2024年10月06日付 Al-Nahar 紙

■化学者組合評議会からの重要な警告声明:「攻撃を受けている地域に近づかないでください」

【本紙】

レバノン化学者組合評議会は同国民に対し、「イスラエルの爆撃にさらされている地域から2キロ以内に近づかない」よう警告し、「これらの地域に近づかざるを得ない人々」に対しては、「防塵服や対化学物質用のマスクを着用する」ことを望んだ。

さらに同評議会は、「レバノンの民間人に対する野蛮な侵略と、レバノン国民に対して行われている虐殺」を非難した。

同協議会は声明のなかで、当日の文書が「ベイルート南部ダーヒヤ地区とレバノンのその他の地域がさらされている爆撃の粉塵を吸い込むことによる影響について非難し、周知するためのものである」と指摘しつつ、「破壊の規模や、建物や地面が数十メートルも貫通されたことは、驚異的な貫通力を有する劣化ウランを含む爆弾が使用された証拠である。国際的に禁止されたこの種の兵器の使用は、特に人口密度の高い首都ベイルートでは、大規模な破壊をもたらすだけでなく、特にその粉塵が吸入に際して多くの病気を引き起こす」と述べた。

さらに同評議会は国際社会に対し、「レバノンへの侵略を停止し、国際的に禁止されている爆弾の使用を停止する」よう求めた。またレバノン国家に対し、「我々の領土で行われている侵害行為と、レバノンでの罪のない民間人へ大量殺戮に関して、安全保障理事会に苦情を申し立てる」よう求めた。


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翻訳者:岡安紅葉
記事ID:58831