レバノン:ギリシャ正教大主教「崩壊した国のために、国民は団結すべきである」(2)

2024年10月06日付 Al-Nahar 紙

■「ただちに大統領を選出」…アウダ氏「国家だけが人々にとっての傘、安全な避難場所となりうる」

【本紙】

同氏は聖ジョージ大聖堂で行われた日曜ミサの説教で次のように述べた。「レバノン人は自らに差し迫った危険に対して、指導者らが歴史的な救済の姿勢を見せることを待っている。救済の方法について立場が一つにならないかぎり、我々の崩壊した国は長く耐えられないだろう。開かれた広場やレスリングのリングとして我々の国を放置しておくことはもはや許されない。我々はどう猛で容赦のない敵に直面している。レバノン人が国家のもとに団結し、他のすべての利益以上に国の利益を優先し、明確に主権的な国家の立場を具体化することは、彼らを強化するだけでなく、外交手段によって大義を得、国と国民を保護するために必要なアラブおよび世界中からの連帯を彼らに確保することになる」。

さらに同氏はこう付け加えた。「死はすべての人々の近くに迫っており、人間は自らが残した善行によってしか記憶されることはなく、その人の記憶は何世代にもわたる良心と、我々の国の歴史のなかで永遠に残るだろう。すべての国民にとって安全な砦である祖国という考えを中心に団結するための準備をしましょう。皆で努力しましょう。民主主義の実践を復活させ、憲法にもとづいた制度に活力を取り戻すために」。

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翻訳者:羽鳥礼菜
記事ID:58846