パレスチナ:イスラエル軍が西岸地区で児童2人を暴行(1)

2024年11月14日付 al-Quds al-Arabi 紙

■イスラエル軍が西岸地区で児童2人に暴行を加える

【ラーマッラー:アナトリア通信】

木曜夜、占領下のヨルダン川西岸地区中央部ラーマッラー市の北東に位置するスィンジル町でパレスチナ人の児童2人がイスラエル軍に殴打され、打撲や骨折の負傷を負った。

パレスチナ国営通信社『ワファー』は、匿名とされた複数の地元筋の話として「占領軍はスィンジル町の児童のアラー君(11歳)を家族で暮らす家屋の前で激しく殴り、彼は打撲と挫傷を負ったために、治療のために町内の医療センターに運ばれた」と伝えた。

同複数筋はさらに「占領軍は同町内で別の児童(17歳)も攻撃し、彼の携帯電話を押収した。そして兵士らは町の住民らが使用するWhatsAppグループに、彼らに対する脅迫を含むメッセージを送信した」と述べている。

目撃者らによれば、兵士らはこのメッセージ中に「軍が村に到着し、彼らは問題を起こす者は皆殺すだろう。今は隠れたほうがいい。我々は戦いに来たのであり、遊びに来たわけではない。優しくいることはもうやめた。今は戦争だ」と書いたという。

目撃者らはまた「占領軍は住宅に向けて実弾や催涙ガスを発射し、商店を襲撃し、町内に検問所を設置した」と証言した。

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翻訳者:吉田最音
記事ID:59063