パレスチナ:イスラエル軍が西岸地区で児童2人を暴行(2)

2024年11月14日付 al-Quds al-Arabi 紙

■イスラエル軍が西岸地区で児童2人に暴行を加える

【ラーマッラー:アナトリア通信】

スィンジル町はイスラエル軍による度重なる侵入を受けており、住民の移動を妨げる検問所が主要な入り口に設置されている。また複数回にわたって入植者らによる襲撃にもさらされており、土地や樹木が焼かれる被害が発生している。

今年10月初旬には、イスラエルの重機がスィンジル町に隣接しており、ラーマッラー県とナーブルス県を結ぶ国道60号線(主に入植者らが利用)沿いの土地を、同町を周辺部から隔離する有刺鉄線のフェンスを建設するために整地し始めた。

2023年10月7日から続くガザ地区でのジェノサイドと並行して、イスラエル軍は西岸地区での作戦を拡大し、入植者らもパレスチナ人とその財産、生活の糧への攻撃を激化させている。パレスチナの公式情報によると、これにより783人のパレスチナ人が死亡し、およそ6,300人が負傷、約11,000人が拘束下に置かれているという。

米国による全面的な支持のもと、イスラエルはガザでの攻撃を続けており、これまでにその大半が子供や女性である147,000人以上のパレスチナ人が死亡または負傷し、10,000人以上が依然として行方不明となっている。さらに世界で最悪の人道的災害の一つとしての甚大な破壊と飢餓のなかで、数十人の子供や高齢者が命を落としている。

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翻訳者:吉田最音
記事ID:59064