■国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)事務局長:ガザへの冬の到来は、イスラエルによる爆撃によってだけではなく寒さによってもパレスチナ人が死亡することを意味する
【エルサレム:アナトリア通信】
そして「気温が下がり、豪雨が始まったとしても、人々のための安全な避難所や毛布、暖かい服などはなく、暖を取る手段は存在しない。暖を得るための最後の手段はプラスチックを燃やすことだ」と続けた。
加えて、「ガザへの冬の到来は、人々が空襲や病気や飢餓といった理由だけで死ぬわけではないということを意味している。ガザの冬とは、特に高齢者や子ども達などもっとも弱い集団の間で、さらに多くの人々が寒さに震えながら死ぬということだ」と述べた。
ラッザリーニ氏は停戦をあらためて要求する文脈のなかで、「意志、指導力、勇気が人道から簡単なものを取りもどすことを可能にする」と強調した。
同氏は「停戦と、冬の必需品を含む基本的な救援物資の定期的な供給を開始する時がきた」と述べて声明を締めくくった。
(後略)
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