■ユネスコがレバノン国内の文化遺産34件の保護レベルを強化
【ジャズィーラ・ネット:本紙】
ユネスコは昨日月曜日、イスラエルによるレバノン空爆によって脅威にさらされている数十の遺跡に対して、より高水準の法的保護を与えるために、「暫定的な強化された保護」の地位を付与したことを発表した。
ユネスコの声明のなかでは、34か所の遺跡が現在「攻撃や軍事目的の利用に対して、最高水準の保護を享受している」と述べられている。
ここ数週間、イスラエルによる空爆は、レバノン東部のバアルベックや南部スール(ティルス)にあり、世界遺産リストに登録されている数々のローマ遺跡の周辺地点を標的としてきた。
さらにユネスコは声明で「これらの条項を遵守しない場合、それは1954年のハーグ条約(「武力紛争の際の文化財の保護のためのハーグ条約」)に対する重大な違反となり、法的措置の原因となりうる」を指摘した。
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