■シリアのアーティスト業界における新たな革命... 反体制派の勝利とバッシャール支持者たちの「手のひら返し」
【ダマスカス:本紙】
シリアのアーティスト業界は独特な動きを見せている。旧体制の支持者であったスターたちがこぞって革命家 や政治家らへの支持を表明し、つい昨日まで擁護していた暴君の体制への攻撃を始めたのだ。
そのうちの一人がドゥライド・ラッハームである。彼は追放されたバッシャール前大統領をもっとも強く支持していたアーティストのうちの一人であったが、現在は前大統領に対して敵対的な立場に転換した。彼は「我々はバッシャール・アサドが逃げ、続いて弟まで逃げだしたことに驚いた。この国がリーダーシップを必要としているこの瞬間に、どうやって逃げることができるというのだろうか!?」と述べた。
同氏は続けて「しかし我々がバッシャール・アサドに言いたいのは、彼が逃げることによって、刑務所、特に意見を有する人々にとっての最大の大きな刑務所だったサイドナーヤー刑務所を筆頭とする責任に関して、彼と彼の行動を追及するという重荷から我々を逃れさせてくれたのは良いことだった、ということだ」と述べた。
さらにテレビ番組での発言で「どの国にもある意見と異なる意見があるはずだ。しかしバッシャール・アサドと彼の取り巻きは我々を単一の意見へと導いた」と述べた。
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