■シリアのアーティスト業界における新たな革命... 反体制派の勝利とバッシャール支持者たちの「手のひら返し」
【ダマスカス:本紙】
ムナー・ワースィフ:私の武器は祖国に残ることである。
反体制的な立場を示してきたことで知られる女性アーティストのムナー・ワースィフは「CNN」による短時間の電話インタビューのなかで、「ダマスカスで現在の光景を目の当たりにして安堵している」と述べた。ダマスカスでは、50年以上続いた圧政のすえに倒れた政権に対する盛大な祝宴が起こっている。
「ダマスカスの樫」として知られる彼女は「ダマスカスにある自宅の窓から人々の動きを見ることよって」得られる光景を注視していると述べた。
彼女は2011年以降の年数を通して語っていた、以前の彼女の明確な立場を想起し、「私の武器はこれまでずっと、祖国に残ることであった」と述べた。同様にこの有名アーティストは、自身の息子アンマールが反体制派であり、2005年以来国外にいたことを語った。さらに彼女は、悪名高いサイドナーヤー刑務所から人々が解放される光景に対して覚えた安堵について語り、「変化は1日や1夜で起こらない、時間が必要である」と強調した。
過去数日間、シリアの俳優やジャーナリスト、著名人の立場はSNS上で論争の的となっていた。というのも体制の崩壊後、彼らの立場が急速に転換したからである。
アブドゥルハキーム・クタイファーンやマクシーム・ハリールなどの反体制派であった俳優たちは、政権の崩壊に対して喜びを表している一方で、体制を支持していることで知られていた他の人々は大きな論争を引き起こした。彼らが反体制の立場へと転換し、アサドや彼の支配を支援する従来の立場を撤回したためだ。
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