■デイリー・メール紙:「アサド氏はシリアからの逃亡前にイスラエル人と協力していたのか?」
【ロンドン:本紙】
『デイリー・メール』紙は、シリアの独裁者バッシャール・アサド氏が、シリアから脱出する許可を受ける見返りとして、イスラエルに武器庫やミサイルシステムの位置を提供したと主張する記事を公開した。これらの情報により、イスラエル軍がシリア国内の軍事設備に対する一連の空爆を実行することが可能になったという。
デイビッド・アヴェレル氏とエレナ・サルボーニ氏は記事のなかで、「前シリア大統領バッシャール・アサド氏が、国からの安全な脱出を確保するために、イスラエルに対して軍事機密と極めて価値の高い資産にかかわる広範な詳細情報を提供した」と主張した。さらに両氏は「24年間にわたる統治ののち反体制武装勢力により権力の座から追放された独裁者が、イスラエルの当局者らに、武器庫の位置のほか、ミサイル発射基地、軍事基地、その他主要なインフラの位置を提供した」と伝えている。
同紙によれば、イスラエル軍はその見返りとして、「アサド氏の大統領専用機がロシアのラタキア近郊にあるフマイミーム空軍基地に向かう際に、脅威を受けないことを保証すること」に同意したという。そしてアサド氏はシャーム解放機構がダマスカスの掌握を発表したのち、ロシア軍の航空機に乗って国を脱出したとされる。
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