レバノン:米司法当局がシリアでの戦争犯罪人の引き渡しを要求(3)

2024年12月21日付 al-Mudun 紙

■インターポール、レバノンに対しシリアでの戦争犯罪人の引き渡しを要求

【本紙】

同複数筋によると、公安当局は将校のうち1人から11万から12万米ドル相当の金銭を、また他の1人からも6万7千米ドルを押収したという。

さらに公安当局はアッカール地区でシリアの諜報機関の構成員数十人を逮捕し、さらにレバノンへ不法入国しようとしていたイニシャル「H.M.」のシリア軍退役司令官(シリア軍のダルアー地区管轄師団司令官)を逮捕した。この退役司令官は逮捕当時、10万米ドルと大量の金を所有していた。

複数の司法関係筋が本紙に伝えたところによると、レバノンの司法当局は、彼らをシリアに引き渡すために、レバノン国内の刑務所に収容されているシリア人らについて調査し、彼らをファイリングする作業に取り組んでいる。

また同複数筋によると、レバノンの刑務所には1,500人以上のシリア人がおり、そのうちの約350人がすでに最終的な判決を下されている。彼らをめぐっては、特に彼らを安全に移送し、シリアで受刑期間を過ごさせるための、彼らのシリアへの送還手段について議論が行われている。一方こうした送還は、囚人らの同意を条件に、つまり彼らの生命に危険が及ばないことを条件として行われる。

(2)に戻る

最初に戻る


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:西岡駿
記事ID:59359