シリア:トルコが在シリア大使館の再開準備を発表、新政権との連絡手段の存在についても明らかに(2)

2024年12月14日付 al-Quds al-Arabi 紙

■トルコが在シリア大使館の再開に向けた準備を開始…ヨルダンは近くシリア情勢に関する首脳会談を主催

【ダマスカス:諸通信社】

トルコのハカン・フィダン外相は、ダマスカスの新政権との公式の対話チャネルの存在について明かし、自国の外交使節団長が土曜日に大使館開設のためダマスカスを訪れたと発表した。

在シリア・トルコ大使館は、シリア当局による民主化デモの弾圧により、またそれに続くトルコ政府による数回のアサド退陣要求(が受け入れられなかったこと)を受けて、シリア内戦勃発から1年後にあたる2012年3月に閉鎖されていた。

アル=カーイダとの関係を断ったにもかかわらず、依然として西側諸国からテロ組織と分類されているイスラーム主義組織「シャーム解放機構」は、複数の武装勢力からなる同盟を主導し、11月27日にバッシャール・アサド政権に対する攻撃を開始した。この攻撃は日曜日には、ダマスカス制圧とともにバッシャール・アサド政権を崩壊に到らせた。

暫定政府のムハンマド・バシール首相は火曜日の就任後、法治国家の確立を宣言し、「すべての人々とすべての宗派の権利を保障する」ことを確認した。

本名であるアフマド・シャルウを用いはじめたアブー・ムハンマド・ジャウラーニー氏率いるシャーム解放機構は、米国を含む西側諸国によって依然として「テロ組織」に分類されている。

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翻訳者:大屋千寛
記事ID:59370