レバノン:イスラエル軍がレバノン南部の一部地域からの撤退を示唆(1)

2025年01月01日付 al-Mudun 紙

■米国との調整下で...イスラエル軍が(レバノン南部)西側地区からの撤退に備える

【本紙】

イスラエルは、停戦合意発表による停戦が失効するまでの1か月という期間を、国境沿いのインフラを強化するために利用した。イスラエルメディアが伝えたところによると、これは「アクサーの大洪水」攻撃から得られた教訓の一部であり、メトゥラ入植地をはじめとする国境沿いのすべての入植地の前線にイスラエル軍の基地あるいは軍事拠点が築かれるという。

しかしイスラエル公共放送協会が、イスラエル軍が米国の監視機関との調整のもとで、レバノン南部の西側地区から撤退する準備をしていると報じたことは特筆に値する。

これは、レバノンへの地上侵攻に際して同国南部の他の諸地域に駐留したイスラエル軍部隊が撤退した事例に次いで2回目の撤退となるが、まだその明確な日程は発表されていない。しかしイスラエル公共放送協会は、「レバノンとの停戦合意から1か月が経ち、イスラエル軍は同域での紛争における最重要戦線のひとつからの撤退を準備している。というのも同軍は、ラアス・ナークーラ、シュローミー、ナハーリヤーに面する地域にあたる、レバノン南部の西側地区からの撤退を計画しているのである」と伝えた。

(2)に進む


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:大森耀太
記事ID:59411