テヘラン・メトロ6号線南部延伸プロジェクトの実施に伴い、聖アブドルアズィーム・ハサニー(彼に平安あれ)[シャー・アブドルアズィーム]廟前広場駅[同プロジェクトで新設予定の駅]は、歴史的な象徴である蒸気機関車を展示し、首都の交通・運輸の歴史を伝える生きた博物館となる。
【ハムシャフリー電子版】この駅周辺の歴史的背景と、約160年前にギヤーム広場からアブドルアズィーム廟方面へ乗客を運んでいた蒸気機関車の旧路線を踏まえて、廟前広場駅の建築上のコンセプトは、まさにこの歴史を基に設計されている。
駅は、利用者が足を踏み入れた瞬間から、ひとつの歴史の物語に出会うように設計されている。
地上から券売ホールへ向かう途中のエスカレーター脇には、修復・再塗装された実物の蒸気機関車が一両、券売所の端に設けられた博物館のような展示区画のなかで、展示用レールの上に据えられている。
駅に足を踏み入れた利用者を迎えるのは、テヘランの輸送・交通の歴史の一場面である。まるで歴史の内奥から現れ、地下鉄の駅の中心に静かにたたずんでいるかのような列車がそこにあるである。
駅内部の建築デザインは、このコンセプト[現代の地下鉄駅建築と博物館学にノスタルジーを融合させ、テヘランの交通史を一つの物語として再構築するというコンセプト]と完全に調和している。駅の照明は鉄道のレールをモチーフに製作され、天井には線路の下に敷かれる枕木を頭上に配置したデザインが採用されており、従来とはまったく異なる歴史的な空間を市民に想起させる構成となっている。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
翻訳者:KM
記事ID:62651