麻薬中毒の夫、妻の鼻と唇を切り取る:女性への残虐暴力にアフガニスタン議員ら抗議
2013年12月24日付 Hamshahri 紙


【ハムシャフリー・オンライン】アフガニスタンの国会議員らは、女性に対する暴力がこれ以上続くのを食い止めるために、犯罪者に対するキサース刑[同害報復刑]の適用を求めた。議員たちはこのような非人道的犯罪を減らす唯一の方法はキサース刑だと考えている。この種の暴力事件の最も新しいものは二日前にアフガニスタン[西部]のヘラート市で発生した。

 「アフガン人の声(アーヴァー)」通信の報道によれば、ある男が妻の鼻と唇を切り落とした後に逃亡した。同国の治安当局は、男が逃走中であることを認め、未だ逮捕に到っておらず、警察が鋭意追跡捜査中であると述べた。

 ヘラートにおけるこの事件を受けて、同市の中央広場に集まった数百名が、このような残虐な行為を犯す犯罪者たちを真剣に取締り処罰することを求めた。この事件の被害者女性セターレは、年齢30歳でヘラート市エンジール地区に在住である。事件は彼女が麻薬常習者の夫から自分の装身具を売却するよう求められたのを拒み、それに対し夫が逆上して起きたものである。

 このため同国国会議員らは、こうした犯罪が非人道的なものだとの認識に立ち、政府の対策が不十分であるとして強く非難した。 政府が犯罪を真剣に取締まることもせず、犯罪者たちを再び釈放している限り、女性に対する暴力犯罪を減少させる望みは全くないだろうと述べた。

 国会議員たちは、このような非人道的犯罪に対しては、犯罪者をキサース刑に処さなければならず、それがこのような非人道的行為を減少させるためにとることのできる唯一の方法だと政府に要請した。

 さらに、議員らはかかる非人道的行為を阻止することに関して、アフガニスタン独立人権委員会(AIHRC)の仕事ぶりを非難し、委員会はこう言った事件を看過することなく、非人道的暴力をなくすために真剣に自らの義務を全うするよう求めた。

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( 翻訳者:3413001 )
( 記事ID:32624 )