サウジアラビア:サウジ石油施設への攻撃に対する各国の反応(2)
2019年09月16日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ロウハニ大統領は、フーシー派が「アラムコ」を標的としたことを「自衛」とみなす…一方でプーチン大統領は攻撃をサウジへの武器売却への販促材料として利用する
【ロンドン:本紙】
イランのハサン・ロウハニ大統領は月曜日(9月16日)、反政府組織フーシー派がサウジアラビアの石油施設に対して行った攻撃は「自衛」の一環であるとみなした。アンカラで行われ、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領とトルコのレジェブ・タイップ・エルドアン大統領も同席した記者会見において、ロウハニ大統領は「イエメンは日常的に爆撃作戦の標的にされている。イエメンの人民は反撃を余儀なくされており、彼らは自衛をしているにすぎない」と語った。
プーチン大統領は同会見で、「我々は、自国領土を防衛できるようサウジアラビアを支援する用意がある」と語り、「サウジアラビアは自国を防衛できる。イランがロシア製S-300ミサイルシステムを、そしてトルコがロシア製S-400ミサイルシステムを購入することでそれを可能にしたように」と続けた。
一方アメリカのドナルド・トランプ大統領は石油施設が攻撃を受けた後、同盟国への石油供給を誓約した。また「我々はエネルギーの輸出国であり、今では世界一のエネルギー生産国である。我々には中東の石油・ガスは必要なく、実際そこに(米国の)タンカーはほとんどない。しかし、我々は同盟国を支援する」とツイートを行った。
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( 翻訳者:松浦葵 )
( 記事ID:47584 )