イギリス:総選挙を控えユダヤ人による労働党反対運動が激化(2)
2019年12月01日付 al-Quds al-Arabi紙


■イスラエルはどのように英国の労働党党首に反対するキャンペーンを展開したのか?

【ナザレ:本紙】

ミルヴィス氏のこの動きと並行して、英国国教会は国内に存在するユダヤ人への支持を表明した。また、カンタベリー大主教であるジャスティン・ウェルビー氏は先週、英国の多数のユダヤ人の不安と恐怖の深い感情がもたらす影響への注意を促した。この声明は、英国国教会が「何世紀にも及ぶ反ユダヤ主義が、ホロコーストへ至る道のりを支えた」と認識してから一週間も経過しないうちに出されたものである。

MADARによれば、英国において宗教指導者が政党の指導者を公然と批判することは稀であるが、こうしたミルヴィス氏の動きは、コービン議員が党首に選出されて以来の英国のユダヤ人指導者たちによる計画的な反労働党キャンペーンを前提とするものであるという。

去る10月3日、「イスラエル・トゥデイ」紙に「英国のユダヤ人はコービン恐怖症に罹っている」という見出しで掲載された記事によれば、同国におけるユダヤ人コミュニティは、労働党党首が総選挙で勝利する可能性を弱めることを目的とした脅迫キャンペーンを強化した。

同記事は、英国議会の選挙キャンペーンが始まるとともに、在英国のユダヤ人の大多数が、ジェレミー・コービン労働党首が同国の首相候補となることに反対するために動員されたと報じた。この背景には、同氏の労働党内における反ユダヤ主義問題への取り組みの失敗がある。ユダヤ系新聞社「ジューイッシュ・クロニクル」、「ジューイッシュ・テレグラフ」、「ジューイッシュ・ニュース」の3紙は、決定的な見出しを用いて、じきの選挙で起こりうるコービン党首の勝利の影響、あるいは同氏の指揮のもとで政府が組織される機会を生む多数派が出現する可能性に対して警告した。

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(翻訳者:高井 万希)
(記事ID:48170)