イラク:ロシアからの帰国者らが各対応に関する不平を唱える(3)
2020年05月11日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ロシアから帰国したイラク人たちは旅費負担およびと検疫における劣悪な環境に不平を唱える
【本紙:バグダード】
帰国が決定された人の数は270人に達し、大多数は学生であった。しかし、情報筋によると「4月30日の帰国便の旅客数は約140人であった一方、チケットのうち60枚は同便の搭乗者リストに載っていない人に対し、仲介業者を通して倍の値段で販売された。これにより、数十人の学生による予約キャンセルが発生した」という。
3人目の学生は以下のように述べた。「飛行機の到着後、医療当局は空港で私たちを検査したり、私たちの体や荷物を消毒したりしなかった。一方で、国家安全保障局の職員らは飛行機の乗客全員の旅券を受け取った」。
同氏は匿名で以下のように述べた。「空港の当局者らは、急いで私たちを非常に混雑したバグダードのホテルへ移送した。その際にはソーシャル・ディスタンスに関連する措置は何も取られておらず、私たちはロシアの他にドイツやスペイン、その他の感染確認国から来た人々と交わる状況の中にあった」。
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( 翻訳者:本多香奈 )
( 記事ID:49080 )