中国:中国がウイグル人の「ハラール臓器」をサウジアラビアで売り込み(2)
2020年06月20日付 al-Quds al-Arabi 紙


■中国は被収監イスラーム教徒の「ハラール臓器」を販売しており、サウジアラビアで宣伝を行っている

【パリ:本紙】

同誌は、中国はこうした収容施設の存在を長年否定してきたが、2018年10月にようやく「教育を通じた更生収容所」(収容者の一部は二度とここから出ることはない)という名でこれが存在することを認めたと指摘した。多くの調査員によると、同収容所内で人々が消息を絶っているのは、収監されたウイグル人たちが臓器売買のために殺害されているからであるという。

同誌は続けて、中国政府が2016年から新疆地区の広い範囲で臨床検査を実施していることを明らかにした。これは12歳から65歳のウイグル人住民のみに義務付けられたものであるという。

多くの人々は、この検査によって将来のドナーのためのデータベース収集が可能になると認識している。すなわち、その結果が臓器摘出を目的とした人々の特定と監視を可能にするのである。同様の検査によって、中国政府はウイグル人たちの血液型とともに彼らの臓器の状態を把握し収集することができる。

同誌は、中国にとって臓器摘出は新しいことではないと指摘した。同国は何年もの間、死刑判決が下された囚人から(臓器の)サンプルを摘出し続けており、これは同国が2015年にこうした行為の終了を国際社会に発表するまで継続したという。

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( 翻訳者:武田ほのか )
( 記事ID:49388 )