■ナクバ以前の訪問とその後東方の星の愛称で再訪したことに対する表敬としてハイファ市の通り名にウンム・クルスームの名がつけられる

【ワディーウ・アワーウダ：本紙】

作家のハナー・アブー・ハナー氏を含むパレスチナ人知識人たちは、これはハイファで文学連盟クラブが主催したコンサートでの出来事だったと述べる。ウンム・クルスームが「彼が愛を保ってくれるのなら、彼にすべてをささげる」という歌を歌った際、同曲のファンと思われる地元の女性（ウンム・フアードと呼ばれていた）が「ウンム・クルスーム、あなたは東方の星よ」と叫んだのだった。それからというもの、ウンム・クルスームには東方の星という愛称がついた。

文学者ハナー・アブー・ハナー氏によると、ウンム・フアードはティラト・カルミル出身の女性で、48年にシリアに逃れ、20年前にヤルムーク・キャンプで亡くなったという。

ハイファでは、ハサン・ビーク・シュクリー市長や同市の名士らがウンム・クルスームを迎え、彼女はその後アイン・ダウル映画館内でコンサートを行った。

ウンム・クルスームの伝記を著した作家のサリーム・ナスィーブ氏は、彼女がハイファで東方の星という愛称を得たことについては認めているものの、その詳細については記していない。

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（ 翻訳者:堀嘉隆 ）
（ 記事ID:49554 )