イスラエルとUAE:相互ビザ免除で合意、米と3国で「アブラハム基金」の設立(2)
2020年10月21日付 al-Quds al-Arabi 紙
■米国、イスラエル、UAEの3国間「アブラハム基金」の設立… 一方、ネタニヤフ首相:両国間のビザ免除へ
【ナザレ:本紙】
ネタニヤフ首相は「今日、私たちは何世代にも語り継がれる歴史を作る。これはUAEからの最初の公式訪問だ」と述べた。また「私たちは、経済、科学技術、そして民間航空分野に関する4つの協定に署名した」と続けた。さらに「私たちは両国間のビザ取得を免除し、様々な点でイスラエルとUAEのつながりを強化する」と述べた。そして「将来の世代にとって最も重要である」と表明したヨルダン川西岸地域におけるイスラエルの主権適用についても言及した。
また彼は米国に感謝の意を示し、「もし米国の支援がなければ、このような日を目にすることはできなかった。私たちは今日、この素晴らしい平和の日を記憶にとどめる」と語った。
フマイド・オベイド・ターイルUAE財務担当国務大臣はイスラエル到着直後、「今回の訪問は両文化の信頼関係を深める上で、非常に有意義なものとなり、UAEは経済状況、安定した政治、平和構築において模範となる国家であり続けるだろう。」とあいさつをした。
DFCのアダム・ボーラーCEOは、歓迎レセプションで、地域の平和を前進させる経済プロジェクトのために30億ドルの「アブラハム基金」を設立すると明らかにした。同基金は、米国、イスラエル、UAE3国合同で立ち上げられるが、将来的には、他の国々からの参加が見込まれる。
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( 翻訳者:谷崎優貴 )
( 記事ID:50076 )