仏教:クーデターへの支持派と反対派に分かれる僧侶たち(2)
2021年05月14日付 その他 - Aawsat.com 紙


■クーデターへの支持派と反対派に分かれる僧侶たち

【シャルク・アウサト】

2月のクーデター以来、宗教の中心地であるマンダレーから遠方の村々に至るまで、何百人もの僧侶たちが「私たちがミャンマーを救うのを助けて」、「人道に対する罪を停止せよ」といったスローガンを唱えながら、毎日のようにデモに参加している。

サフラン革命の指導層の一人であり、その後民間人の生活に戻った元僧侶のガンビラさんは、事態は「いくつかの建物内で発砲が行われるまで」に発展したと述べた。

政治犯支援協会によると、現在拘留されている僧侶の数は数十人にもおよぶ。2007年、彼らに対する軍の弾圧は非常に残酷なものであった。

68年の懲役刑を言い渡され、およそ5年におよぶ拘留を経て現在オーストラリアで難民生活を送っているガンビラさんは、「何年にもわたる獄中生活のなかで、多くの人が殺害され、あるいは健康状態が悪化した。彼らの多くは海外に避難した」と述べた。

今日であっても抗議運動はいまだ組織化されておらず、多くの意見の相違が生じている。

一部の僧侶たちは、特に宗教大学に対する政府補助金の削減を試みることによって、「仏教削減」の計画を開始したとして前指導者のアウン・サン・スー・チーを非難している。

さらに仏教徒とイスラーム教徒の少数民族ロヒンギャの間で発生した暴力は、2017年に後者のバングラデシュへの大規模流出を引き起こし、国内の分裂をより深刻化させた。

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:50097 )