イスラエル:パレスチナ人らがシームゾーンへの無許可立ち入りに関する請願書を提出(2)
2021年01月22日付 al-Quds al-Arabi 紙


■イスラエルは高齢のパレスチナ人が分離壁の先にある彼ら自身の土地へ立ち入ることを禁じている

【本紙:ナザレ】

HaMokedは請願書のなかで、イスラエルの政策に潜在する矛盾を批判している。イスラエルは55歳以上のパレスチナ人男性と50歳以上のパレスチナ人女性がヨルダン川西岸地区のシームゾーンへの立ち入るために個別の許可を要求する一方で、彼らは許可なくイスラエル国内に立ち入ることができるのである。申立人たちは「許可なしにイスラエルに立ち入る権限を与えられているパレスチナ人に対し、同様に西岸地区のシームゾーンに立ち入ることを禁ずることにいかなる安全上の正当性も見当たらない」と述べた。

請願書はシームゾーンに土地を所有する農民が被った損害を強調しており、5人の申立人はいずれも自身で分離壁の先に土地を所有している。また請願書は、パレスチナ人がシームゾーンに立ち入る許可を取得するためにいかに苦労しているか、そして彼らが自らの土地に到着できずに長期間留まりながら、この目的のために何度も面倒な手続きを取ることを強制されていることについて説明している。

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( 翻訳者:安井日寧子 )
( 記事ID:50559 )