モロッコ:教育活動家が自国における教育の現状と未来に警鐘を鳴らす(3)
2021年02月02日付 al-Quds al-Arabi 紙


■教育活動家はモロッコにおける教育の現状と未来に警鐘を鳴らす

【ラバート:サイード・ムラービト】

本紙はスハイミー氏に対して、「(教育省は)コロナ禍にもかかわらず学習の継続を維持することができた」とする教育省の発言を投げかけた。これに対するスハイミー氏の回答は「我々の隣国であるリビアでは戦争が起きており、国家の崩壊が生じている。しかし、彼らの学習は継続している」というものであった。その意味するところに関連し、同氏は「重要なのは学習の継続の有無ではなく、その継続の方法と形態である」と述べた。

スハイミー氏は本紙との対話の中で以下のように問いかける。「では、我々はどのような方法で学習を継続するのか。モロッコにおいて遠隔授業という名のものは存在するのか。現状、自主学習という名のものは存在するのか。また、どのように対面授業用の参考書と教科書を用いた交替制授業(遠隔授業と通学授業の両方を通して学習を進める授業形態)の学習年間計画を立てられるだろうか」。

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( 翻訳者:中鉢夏輝 )
( 記事ID:50668 )