サウジアラビア:2018年の記者殺害事件に対するビン・サルマーン皇太子の関与が断定される(4)
2021年02月25日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ガーディアン紙「ハーシュクジー氏殺害事件に関する報告書を待っている…複数の団体がサウジアラビアにおける人権侵害者たちを罰するようバイデン大統領に圧力をかける

【ロンドン:本紙】

CNNは、サウジアラビアで死刑判決を受けている高名なダーイー(説教者)サルマーン・アウダ師の子息であり大学教授でもあるアブドゥッラー・アウダ氏が元米国務省弁護士マイケル・エスナー氏とともに著した共同論説記事を掲載した。彼らはそのなかで米国政府に対し、サウジアラビア政府が反体制派とその家族らに対して課している出国禁止措置を解除するための「標的制裁」を実施するよう求め、以下のように述べた。「このようなステップを踏み出すことによって、米国は市民社会とともに強く立っていること、また暴君を支持するようなトランプ政権のページをがめくられたことを、サウジアラビア国民および世界に知らしめることになるだろう」。

アウダ氏とエスナー氏は、サウジアラビアの国家運営層が米国に入国するにあたっての敷居を撤廃し、同国の王子たちおよび内務省を標的にすることによって、「小さいが重要な一歩」を踏み出すようバイデン政権に対して提案した。

一方、「今日のアラブ世界における民主主義」(DAWN)の代表を務めるサラ・リー・ホイットソン氏は、バイデン政権はビン・サルマーン皇太子に対する資産凍結および旅行禁止を規定するマグネツキー法を実施すべきだと主張した。同様の措置は以前、ドナルド・トランプ前政権によってハーシュクジー氏殺害事件に加担した17名の個人に対して課されていた。

(後略)

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:50725 )